クライアントの設定に加えて、クラスタがマネジメント クライアント ndb_mgm で利用できるコマンドライン インターフェースを通じて操作されます。これは稼動中のクラスタのプライマリの管理インターフェースです。
イベント ログのコマンドは 項14.7.3. 「MySQL Cluster で生成されたイベント レポート」 にあります。バックアップの作成およびバックアップからの保存は 項14.8. 「MySQL Cluster のオンライン バックアップ」 で提供しています。
マネジメント
クライアントには以下の基本的なコマンドがあります。その後のリストでは、
node_id
はデータベースのノード ID あるいはキーワード
ALL
を表し、それによってコマンドはすべてのクラスタのデータ
ノードに適用されます。
HELP
すべての利用可能なコマンドに関する情報を表示します。
SHOW
クラスタの状態に関する情報を表示します。
注:複数のマネジメント ノードを使用しているクラスタでは、このコマンドは実際に現在のマネジメント サーバーに接続されているデータノードだけに関する情報を表示します。
node_id START
node_id
(あるいはすべてのデータ ノード)
認識された データ
ノードをオンラインにします。
ALL START はすべてのデータ
ノードでのみ機能し、マネジメント
サーバーのノードには作用しません。
重要このコマンドを使用してデータ ノードをオンラインにするには、データ ノードは ndbd --nostart あるいは ndbd -n を使用して起動していることが必要です。
node_id STOP
node_id
で認識されたデータあるいはマネジメント
ノードを起動します。ALL STOP
はすべてのデータ
ノードのみを起動し、マネジメント
ノードは起動しません。
A node affected by this command disconnects from the cluster, and its associated ndbd or ndb_mgmd process terminates.
node_id RESTART [-n]
[-i]
node_id
(あるいはすべてのノード)
で認識されたデータ
ノードを再起動します。
-i オプションを
RESTART で使用するとデータ
ノードが最初の再起動を実行します。つまり、ノードのファイルシステムが削除されて再度作成されます。その結果はデータ
ノードの停止で得た結果と同じで、その後システム
シェルの ndbd --initial
を使用して再度起動します。このオプションを使用してもバックアップ
ファイルとディスク データ
ファイルは削除されません。
-n
オプションを使用するとデータ
ノードのプロセスが再度実行されますが、データ
ノードは実際には適切な START
コマンドが実行されるまでオンラインにはなりません。その結果はデータ
ノードの停止で得た結果と同じで、その後システム
シェルの ndbd --nostart あるいは
ndbd -n
を使用して再起動します。
node_id STATUS
node_id
(あるいはすべてのデータ ノードの)
で認識されたデータ
ノードの状態に関する情報を表示します。
ENTER SINGLE USER MODE
node_id
単一のユーザーモードを入力します、そこではノード
ID node_id で認識された
MySQL
サーバーのみがデータベースにアクセスできます。
MySQL 5.1 では単一のユーザーモードで稼動している場合はデータ ノードはクラスタに結合できません。(詳細は Bug#20395 を参照してください。)
EXIT SINGLE USER MODE
単一ユーザーモードを終了するには、すべての SQL ノード (つまり、mysqld プロセスを実行している) をデータベースにアクセスさせます。
QUIT、EXIT
マネジメント クライアントを終了します。
このコマンドはクラスタに接続しているどのノードにも影響を与えません。
SHUTDOWN
すべてのクラスタ データ
ノードおよびマネジメント
ノードをシャットダウンします。この操作を行った後にマネジメント
サーバーを終了するには、EXIT
あるいは QUIT を使用します。
このコマンドはクラスタに接続してるどの SQL ノードあるいは API ノードもシャットダウンしません。
