.\" This file is automatically generated. Do not edit! .\" include the -mh macro file .so /usr/pkg/libexec/mh/tmac.h .\" This file is automatically generated. Do not edit! .\" written by MH-plus project .TH SHOW 1 MH.6.8 [mh.6] .SH NAME show \- メッセージを表示する .SH SYNOPSIS .in +.5i .ti -.5i show \%[+folder] \%[msgs] \%[\-draft] \%[\-header] \%[\-noheader] \%[\-showproc\ program] \%[\-noshowproc] \%[switches\ for\ \fIshowproc\fR] \%[\-help] .in -.5i .SH DESCRIPTION \fIshow\fR は、指定されたメッセージそれぞれを標準出力(端末など)へ表示します。 通常、メッセージは整形されずにあるがままを表示します。 表示には \fIshowproc\fR で指定されたプログラムが呼び出され、 \fIshow\fR 自身が認識しないオプションは全てこのプログラムへ引き渡されます。 デフォルトのプログラムは \fImore\fR\0(1) (またはオプション MORE で指定されたプログラム)です。 このデフォルトや \fIshowproc\fR の指定を変えたい場合は、 `\-showproc\ program' オプションを指定して下さい。 例えば、`\-show\ pr' はメッセージを表示するために \fIpr\fR\0(1) プログラムを 呼び出します。 メッセージをもっと統一的な形式で表示させるために、 \fIMH\fR コマンドの \fImhl\fR を \fIshowproc\fR として使うことが出来ます。 通常、このプログラムはユーザの \&.mh\(ruprofile の中で、\fIshowproc\fR コンポーネントとして指定されます。 詳細は \fImhl\fR\0(1) を参照して下さい。 もし、`\-noshowproc' オプションが指定された場合は、 \fIshowproc\fR の代わりに `/bin/cat' が使われます。 プロファイルの \fImhnproc\fR エントリに マルチメディア・メッセージを処理するためのプログラムを指定出来ます (デフォルトは、この目的に適した \fImhn\fR\0(1) プログラムです)。 もし、`\-noshowproc' オプションが指定されず、かつ、 指定メッセージのうち一つ以上がマルチメディア・メッセージを含む場合は、 \fIshowproc\fR ではなく、代わりに \fImhnproc\fR が起動されます。 環境変数 \fBNOMHNPROC\fR がセットされてる場合には、 \fImhnproc\fR の使用は抑制されます。 テキスト・メッセージを表示する際にも、その含まれる文字コードによっては、 \fImhnproc\fR が呼び出されるかも知れません。 不必要に \fImhnproc\fR が呼び出されるのを防ぐためには、 環境変数 \fBMM_CHARSET\fP に端末の文字コードをセットしておくといいでしょう。 なお、日本語環境では特別な場合を除いて、 \fBMM_CHARSET\fP に ISO\-2022\-JP をなどを指定する必要はありません。 `\-header' オプションを付けると、 表示されるメッセージの一行説明が表示されます。 この説明には、フォルダ名とメッセージ番号が含まれます。 もし `msgs' が全く指定されなかった場合は、カレント・メッセージが使われます。 もし、複数のメッセージが指定された場合、 \fImore\fR はそれぞれのメッセージを表示する前に キー入力を待ちます。 \fImore\fR はそれぞれのメッセージを一ページずつ表示します。 一つのページが終わったら、\fImore\fR はベルを鳴らし、 または キーの入力を待ちます。 もし キーが入力されると、\fImore\fR は次の行を表示します。 同様に キーだと、次の一画面を表示します。 \fImore\fR を終了するためには \*(lqq\*(rq を入力します。 もし、標準出力が端末でない場合、このような待ち状態は起こらず、 それぞれのファイルが一行のヘッダと二行のセパレータとともに表示されます。 \*(lqshow \-draft\*(rq は /draft が存在する場合にそれを表示します。 もしプロファイルに \*(lqUnseen\-Sequence\*(rq エントリが存在し、 かつ空でない場合、\fIshow\fR は表示されたそれぞれのメッセージを、 そのプロファイル・エントリで指定されたシーケンスから削除します。 これは `msgs' や `msg' の引数を取る全ての \fIMH\fR コマンドで サポートされている \*(lqPrevious\-Sequence\*(rq エントリと似ています。 .Fi ^$HOME/\&.mh\(ruprofile~^ユーザーのプロファイル .Pr ^Path:~^ユーザーの MH ディレクトリを決める .Ps ^Current\-Folder:~^デフォルトのカレント・フォルダを示す .Ps ^Unseen\-Sequence:~^未読メッセージを表すシーケンス名を示す .Ps ^showproc:~^メッセージを表示するためのプログラム .Ps ^mhnproc:~^マルチメディア・メッセージを表示するためのプログラム .Sa mhl(1), more(1), next(1), pick(1), prev(1), scan(1) .De `+folder' デフォルトはカレント・フォルダ .Ds `msgs' デフォルトは cur .Ds `\-header' .Co フォルダが指定されると、それがカレント・フォルダになります。 最後に表示されたメッセージがカレント・メッセージになります。 .Bu `msgs' が複数に展開される場合は `\-header' オプションは効きません。 この問題は \fIshowproc\fR が \fImhl\fR である場合は、 \fImhl\fR フォーマット・ファイル中で \*(lqmessagename\*(rq フィールドを 参照する事によって、避ける事が出来ます。 \fIshow\fR はメッセージを表示する前にユーザのコンテクストを更新します。 例えば、\fIshow\fR はユーザが実際にそのメッセージを見る前に そのメッセージを既読にします。 一般的にこれは、ユーザがメッセージの未読処理を信用し、 未読メッセージ群を見ている途中で \fIshow\fR を中断してしまう場合を除いて、 特に問題ではありません。 もし \fIshowproc\fR が \fImhl\fR の場合、 \fIshow\fR は \fImhl\fR プログラムを実際に走らせずに、 内蔵の \fImhl\fR ルーチンを使います。 従って、もし自分で独自の \fIshowproc\fR を指定する場合に、 それに \fImhl\fR という名前をつけてはなりません。 \fIshow\fR はそれを起動しないからです。 もし \fImore\fR\0(1) が showproc である場合(デフォルト)、 \fIshow\fR を次のように、その標準出力のみを他のプロセスにパイプして バックグラウンドで走らせるのは避けた方がいいでしょう。 .ti +.5i show | imprint & \fImore\fR のバグのため、 show は \*(lqtty input\*(rq 状態に陥ってしまいます。 この問題を避けるためには、 \fIshow\fR のエラー出力もリダイレクトするといいでしょう。 \fIcsh\fR のユーザーなら、 .ti +.5i show |& imprint & \fIsh\fR のユーザーなら、 .ti +.5i show 2>&1 | imprint & とします。 .En