.\" This file is automatically generated. Do not edit! .\" include the -mh macro file .so /usr/pkg/libexec/mh/tmac.h .\" This file is automatically generated. Do not edit! .\" written by MH-plus project .if '\*(ZZ'-man' \{\ .TH MH 1 MH.6.8 [mh.6] .SH NAME mh \- メッセージ・ハンドラー .SH SYNOPSIS .in +.5i .ti -.5i 全ての \fIMH\fR コマンド .in -.5i .SH DESCRIPTION \fIMH\fR は強力なメッセージ・ハンドリング・システムの名称です。 一つの総合的なプログラムというよりむしろ、 \fIMH\fR は、メッセージの送信、受信、保存、検索などの 単純でかつ単目的のプログラムから成り立っています。 \fIMH User's Manual\fR や Unix プログラマーズ・マニュアルの \fIMH\fR プログラムのページを参照して下さい。 標準的な UNIX のメール・ユーザーインターフェイス・プログラムである \fImail\fR とは違って、\fIMH\fR は、使う時にはちゃんと起動し、 シェルに戻りたい時には終了させる、といった閉じられたシステムではありません。 (例えば)コンパイルしながら、もしくは誰かからのメールに返答する前に、 その質問への答を見つける必要があるようなファイルを探しながら、または プログラムを走らせながら、メールを読んだり返事を書いたりすることが 出来るなど、\fIMH\fR コマンドは他のシェルコマンドに自由に散在することが 可能です。 このマニュアルの残りは、\fIMH\fR の基本を教えるクイックチュートリアルです。 詳しくは、個々のプログラムのマニュアルを参照して下さい。 \fIMH\fR を使うにはまず、環境変数 \fB$PATH\fR に ディレクトリ \fB/usr/pkg/bin\fR を加えて下さい。 ホームディレクトリの \fB\&.profile\fR か \fB\&.login\fR か \fB\&.cshrc\fR に 加えればよいでしょう (どの様にすればよいのか判らない場合は、 使用しているシェルのマニュアルをチェックして下さい)。 \fIinc\fR コマンドを実行して下さい。 これまで一度も \fIMH\fR を使ったことがない場合、 そうしたいかどうかの確認後、 必要なデフォルトファイルとディレクトリが作成されます。 \fIinc\fR は、システムのメールドロップから \fIMH\fR `+inbox' フォルダに、個々のファイルに分割し、\fIMH\fR フォーマット に変換してメールを移動します。 その過程を各メッセージにつき、From 行、Subject 行、それに メッセージの一行目を画面に適する分だけ含んで、一行ずつ表示します。 最初のメッセージをカレント・メッセージとします。 新しいメールを \fIMH\fR ファイルに取り込みたい時はいつも、 \fIinc\fR を走らせる必要があります。 \fIscan\fR はカレント・フォルダにあるメッセージの一覧を表示します。 \fIshow\fR と \fInext\fR と \fIprev\fR のコマンドは、 カレント・フォルダの特定のメッセージを読むのに使用されます。 \fIshow\fR は、カレント・メッセージ、もしくは \fIshow\fR を 起動する際に与えた引数で、番号で特定されたメッセージを表示します。 \fInext\fR と \fIprev\fR はそれぞれ、カレント・メッセージの 番号的に後や前を表示します。 どの場合も、表示されたメッセージがカレント・メッセージになります。 カレント・メッセージがない場合は、 引数をつけて \fIshow\fR を起動するか、 次の一番最初のメッセージをカレントにするために、\fInext\fR が使われます。 \fIrmm\fR (メッセージの削除) はカレント・メッセージを削除します。 引数にメッセージ番号が与えられて起動されると、 その特定のメッセージを削除します。 \fIrepl\fR は (デフォルトでは) カレント・メッセージへの返答に使われます。 基本型返答フォームを使ってエディタが起動します。 エディタにいる間は、ファイル \fB@\fR を読むことによって、 返答しようとしているものを読むことが出来ます。 返答が完成したら、\fBl\fR を押せば再び見ますし、\fBs\fR を押せば送信します。 \fIcomp\fR は基本型メッセージフォームを使ってエディタを起動して、 メッセージを作成し、送信することを可能とします。 全ての \fIMH\fR コマンドは、引数として `\-help' のみを与えて起動すると、 指定して起動することの出来る引数の一覧を出力します。 引数としてメッセージ番号を指定可能なコマンド (\fIscan\fR, \fIshow\fR, \fIrepl\fR, ...) はまた、 次の単語のどれかも指定可能です。 \fIfirst\fR、\fIprev\fR、\fIcur\fR、\fInext\fR、そして \fIlast\fR です。 これらは (それぞれ) カレント・フォルダ (与えられたと仮定して) の一番最初、 前、現在、次、一番最後のメッセージを示します。 メッセージ番号の範囲を指定できるコマンド (\fIrmm\fR、\fIscan\fR、\fIshow\fR …) はまた、短縮形で指定する ことも出来ます。 .sp .in +5 .ti -3 .I - - から までの範囲の全てのメッセージを示します。 範囲は空であってはいけません。 .sp .ti -3 .I :+N .ti -3 .I :-N - .I num 番のメッセージから始まって(もしくは、で終って) .I N 個のメッセージ。 .I num は予め定義されている次のシンボルでもかまいません。 .I first、prev、cur、next や .I last。 .sp .ti -3 .I first:N .ti -3 .I prev:N .ti -3 .I next:N .ti -3 .I last:N - もし存在すれば、一番最初の、前の、次の、最後の .I N 個のメッセージ .in -5 異なる話題ごとに複数のフォルダを作ったり、サブジェクト、差出人、送り先、 または内容に応じて自動的にメッセージを並べるなど、他にもたくさんの可能性 があります。それらはこのマニュアルの範囲を越えています。 以下は全 \fIMH\fR コマンドの一覧です: .\} .nf .in .5i .ta 1.5i ^ali (1)~^\- メールのエイリアスを表示する ^anno (1)~^\- メッセージに注釈を付ける ^burst (1)~^\- ダイジェストをメッセージに展開する ^comp (1)~^\- メッセージを作成する ^dist (1)~^\- メッセージを追加アドレスに再配布する ^folder (1)~^\- カレント・フォルダ、カレント・メッセージを設定/表示する ^folders (1)~^\- 全フォルダを表示する ^forw (1)~^\- メッセージを転送する ^inc (1)~^\- 新しいメールを取り込む ^mark (1)~^\- メッセージに印をつける ^mhl (1)~^\- MH メッセージを整形する ^mhmail (1)~^\- メールを送ったり読んだりする ^mhn (1)~^\- マルチメディア MH ^mhook (1)~^\- MH の受信メールフック機能 ^mhparam (1)~^\- MH プロファイル・コンポーネントを表示する ^mhpath (1)~^\- MH メッセージやフォルダの絶対パスを表示する ^msgchk (1)~^\- メッセージをチェックする ^msh (1)~^\- MH シェル (かつ 電子掲示板リーダー) ^next (1)~^\- 次のメッセージを表示する ^packf (1)~^\- MH フォルダを一つのファイルにまとめる ^pgped (1)~^\- ドラフトを PGP メッセージにする ^pick (1)~^\- メッセージ内容を検索する ^prev (1)~^\- 前のメッセージを表示する ^prompter (1)~^\- プロンプト形式のエディタ ^rcvstore (1)~^\- 新しいメールを非同時的に取り込む ^refile (1)~^\- メッセージを他のフォルダに整理する ^repl (1)~^\- メッセージに返信する ^rmf (1)~^\- MH フォルダを削除する ^rmm (1)~^\- メッセージを削除する ^scan (1)~^\- 一メッセージ毎の一覧を生成 ^send (1)~^\- メッセージを送る ^show (1)~^\- メッセージを表示する ^slocal (1)~^\- 特別なローカルメール配送 ^sortm (1)~^\- メッセージをソートする ^vmh (1)~^\- MH のビジュアルフロント・エンド ^whatnow (1)~^\- send に対するプロンプト形式のフロント・エンド ^whom (1)~^\- メッセージが誰に送られるのかを表示する .if '\*(ZZ'-man' \{\ .sp 1 ^mh\-alias (5)~^\- MH エイリアス(別名)ファイル ^mh\-format (5)~^\- MH システムのフォーマット・ファイル ^mh\-mail (5)~^\- MH システムのメッセージ形式 ^mh\-profile (5)~^\- MH のユーザー・プロファイル ^mh\-sequence (5)~^\- MH システムでのシーケンス指定 ^mh\-tailor (5)~^\- MH システムのカスタマイズ .sp 1 ^ap (8)~^\- アドレスを RFC\-822 形式で解釈 ^conflict (8)~^\- エイリアス/パスワードの整合性のチェック ^dp (8)~^\- 日付を RFC\-822 形式で解析 ^fmtdump (8)~^\- MH format ファイルのデコード ^install\-mh (8)~^\- MH 環境を初期化する ^post (8)~^\- メッセージを配送する .\} .fi .re .if '\*(ZZ'-man' \{\ .Fi ^/usr/pkg/bin~^\fIMH\fR コマンドが置かれるディレクトリ ^/usr/pkg/libexec/mh~^\fIMH\fR ライブラリ .Sa \fIThe RAND \fIMH\fR Message Handling System: User's Manual\fR, .br \fIThe RAND \fIMH\fR Message Handling System: Tutorial\fR, .br \fIThe RAND \fIMH\fR Message Handling System: The UCI BBoards Facility\fR, .br \fIMH.5: How to process 200 messages a day and still get some real work done\fR .br .Bu \fIMH\fR プログラムで何か問題に出くわした時は、 \fIMH\fR のローカル管理者に報告すべきです。 この際、プログラム名に加え、バージョン情報も一緒に報告すべきです。 .br 動かしている \fIMH\fR プログラムのバージョンを調べるには、 `\-help' オプションをつけて起動すればよいです。 コマンドの文法の一覧に加え、そのバージョンに関した情報を表示します。 この情報は、\fIMH\fR のバージョン、作成されたホスト名、日付が含まれます。 2行目には、\fIMH\fR のコンフィグレーション時のオプションが表示されます。 例えば、 .nf .in +.5i version: MH 6.1 #1[UCI] (glacier) of Wed Nov 6 01:13:53 PST 1985 options: [BSD42] [MHE] [NETWORK] [SENDMTS] [MMDFII] [SMTP] [POP] .in -.5i .fi `6.1 #1[UCI]' とは、このプログラムは \fIMH\fR の UCI の \fIMH.6.1\fR バージョンであることを示します。 ホスト `glacier' で `Wed Nov 6 01:13:53 PST 1985' に作成されています。 報告と一緒に `\-help' スイッチの出力も送ることは通常、とてもよい方法です。 もし、ローカルの \fIMH\fR 管理者がいなければ、 \fBBug-MH\fR というアドレスを試してみて下さい。 それも駄目なら、\fBBug-MH@ICS.UCI.EDU\fR まで。 \fIMH\fR 日本語版に関するバグ報告は \fBmh-plus@material.chem.eng.himeji-tech.ac.jp\fR まで送って下さい。 .Fi ^$HOME/\&.mh\(ruprofile~^ユーザーのプロファイル .Pr ^Path:~^ユーザーの MH ディレクトリを決める .En .\}